ENVE JOURNAL Vol.2 アメリカ製には理由がある

ENVEのカーボンホイールは、ユタ州オグデンで100%製造されています。これは、遡ること12年前の創立当初から続けていることで、アメリカ国内でのカーボン製造を行う数少ないサイクリングブランドであることに誇りを持っています。アメリカ生産とすることで、秀逸な製品を生み出し、ユーザーにとってより良いブランドで居続けられる理由が数多くあります。

以下が、アメリカ生産の強みです。

新しいアイデアを素早く取り入れられる
着想から生産までの全工程を1つの建物で行なっているため、ENVEは新製品のモールドを、数ヶ月ではなく数日で製造できます。つまり、試作品を好きなだけ作り、ラミネートを即座に変更できるのです。設計会社として運営するのではなく、自らの手であらゆる工程を管理することで、変更が必要となってもすぐさま対応できます。また、海外の製造会社を利用するよりも数十、時には数百もの試作品を作った後、新製品を市場により早く送り出せます。

ダイナミックな製造
製造を自ら管理することで、多方面で俊敏に動けるため、最終的にはユーザーにメリットをもたらすことができます。まず、膨大な量のリムを在庫する代わりに、注文を受けてからリムを製造できるため、販売する量だけを用意できます。2つ目の明らかなメリットは、ENVEの強みでもある、リムの種類を豊富に用意できることです。その数、なんと40種類。社内での受注生産体制が整っていなければ、これは実現不可能だったでしょう。
ユーザー一人ひとりに合わせた最高のホイールを提供するべく努力しており、これはアメリカ生産でのみなせる業なのです。

コスト削減の効果はどの程度?
ホイールの製造を外注していたら、コストを削減できたでしょうか? 損益だけを見れば、確かに削減できたでしょう。しかし、それが全て正しいわけではないと確信しています。

  • カーボンの製造工程は大変で、複雑です。ENVEの新人レイアップ担当者は、製品のホイールをレイアップできるようになるまで、6ヶ月に及ぶトレーニングを受けます。しかも、カーボンリムは製造が全てです。その工程に少しでも問題があると、ENVEでは200名の従業員が、数週間ではなく数日以内に問題を特定します。
  • この200名の従業員は、年に数ヶ月ほど海外へ出張に行かなくて済むことを嬉しく思っている、エンジニアや品質管理の専門家です。最高の製品を製造するには、待遇を良しと思う従業員が欠かせません。
  • ENVEのリム構造は、外注製造ではENVEだけが利用できなくなる、数多くの特許やテクノロジーを持っています。知的財産を保守することで、全行程を管理でき、ENVE製品は最高の走りや所有体験を提供します。
  • ENVEの生涯インシデント保証は、自社の工程や製品に対する自信の表れです。製品に問題が生じたら、オグデンでリムを製造している施設から、カスタマーチームが電話やメールですぐに対応いたします。

 

ENVEのロゴを冠する製品が全てアメリカ製ではありませんが、リムを始めとしたコンポーネンツをユタ州オグデンの自社施設で今後も作り続けていきます。
アメリカ生産イコール秀逸な製品ではないものの、走りに大きな差を生むのです。

 

 

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