旅するファッションモデル 山下晃和さんの SHIN’ETSU GRAVEL PARADISE Vol.1 出発〜キャンプサイトへチェックイン編
東京駅を北陸新幹線で出発!!
朝、北陸新幹線の東京駅のホームまで自転車が入った輪行バッグとキャンプ道具満載の折り畳めるダッフルバッグを背負って階段を上った。飯山駅まで「はくたか551」で1時間51分。
車だと休憩を足しても3時間半以上かかるので新幹線は圧倒的に早い。
それにしても、自転車が丸っと入った輪行バッグとキャンプ道具は重過ぎて辛かったです。
AM6:00。
飯山駅からさらにバスで輪行して急勾配を上り、斑尾高原バス停に降り立つと、高原ならではのスカッと澄んだ空気が広がっていて、とても気持ちが良い。
今日から3日間、長野北部の信越 斑尾周辺のグラベルを走りまくる計画である。
飯山駅から斑尾高原ホテルバス停までは約30分くらい。自転車は下に入れてくださいました。
一気に標高1,000m。単純計算で気温が100mで0.6℃下がると言われているので-6℃です。
ここは、2019年10月にGrinduro（グラインデューロ）が行われた舞台だ。グラベル（砂利道）と舗装路を走り繋ぎ、数カ所あるタイムトライアルで時間を計測し、速ければ勝ち。テクニカルなトレイルや長いダブルトラック等のオフロード走行テクニックも要するレースのこと。その日は運悪く台風19号の直撃を食らったため、コースは短縮となったが、台風が来る前になんとか全員ゴールゲートに戻ってこれた。その後は、仲間と美味しい食事を食べながら、音楽を聴いて過ごし、フェスのような時間を過ごした。海外で人気のGrinduroが日本でも開催できて本当に良かったと思う。
他にもこの斑尾エリアはトレイルランニングのレースが行われたり、信越トレイルというおよそ80kmのロングトレイルがあり、ハイカー達に人気だったり、アウトドアの聖地でもある。今後、GIROグラベルバイクパークなどのプロジェクトも進行もしているので、あらゆるアウトドアアクティビティの拠点になるだろう。
キャンプ場へ先にチェックイン
Grinduro舞台でもあり、拠点でもあったレストランハイジ。ここの目の前は将来的にキャンプ場になるなんてウワサもあります。バイクパッキングやグラベルの聖地になるかもしれません。
テントを設営しておけば、バイクパッキングの道具を全て外せて空荷になる。この3日間はとにかくグラベルを走りまくるというプランニング。アップダウンもあるので、慎重に距離設定をしないと体力が尽きてしまう。特に、上りのグラベルはそこそこパワーを要し、ロードのヒルクライムの比にならない。タイヤをうまくグリップさせないと空転してペダリングさえままならないのだ。逆を言うと、そこが楽しいところ。自転車のどこに身体の重心があるのか、それによって進み方が違ってくる。
今回の装備をご紹介
RESTRAPのフロントバッグ、サドルバッグ、フレーム、トップチューブバッグ2つ、フロントフォークには増設したケージを左右１本ずつ。輪行バッグとスクラバウォッシュバッグ。全てIN。
中身はダッフルバッグ、寝袋、マット、クッカー、バーナー、雨具、KnogのLEDランタン、Bluetoothスピーカー、ヘッドランプ、テント、スマホ用予備バッテリー、ヘルメットなど。
KNOGのBluetoothスピーカーとLEDランタンは、フロントライトのバッテリーと共用でき、スペースや重量を減らせ、それぞれ夜の明かりや音楽になるわけです。一つ二役なのでとても便利です。
PWRランタンは夜のキャンプシーンで使ってもこの明るさ。周りを照らしてくれるので作業しやすいのです。ヘッドランプは手元を照らすので2個あるとキャンプライフがとてもラクになります。
サドルバッグには比較的軽い物を入れました。根元にシングルバーナーとクッカー、手前にはダッフルバッグや衣類など。バッグを装着するとシートポストにライトがつけられなかったので下部に移動。
グラベルロードでも音楽は欠かせません。フレームにマウントしているのは、PWRサウンドのスピーカー。小型でありながら音質も凄いので、壮大な映画を観ているかのようにルンルンで走れました。
キャンプ道具フルパッキングで走るのも不安でしたが、下り基調のグラベルなら何ら問題ナシ。むしろテントを入れたフロントバッグをマウントして重さがあると安定感さえありました。これは発見！
次回は斑尾エリア グラベルライド初日編へ
SHIN’ETSU GRAVEL PARADISE
この連載は、2020年 年末に発刊した、ダイアテックの世界の仲間の魅力満載のブランドブック「the book 2021 vol.1」に掲載の記事を加筆しております。
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