旅するファッションモデル 山下晃和さんの SHIN’ETSU GRAVEL PARADISE Vol.3 斑尾エリア グラベルライド 2日目

次の日はバイクパッキングで全てを積み込んで、再びグラベルを走る。途中、何個か廃村があって、建物は朽ち果てていたが、そこには黄色い花が美しく咲いていて花の棲み家になっていた。

砂利がきれいに敷き詰められていて走りやすかった。前後ともタイヤの空気圧を少し抜いたのが良かったのかもしれない。涼しくて気持ちの良いダートはしばらく続いた。

グラベルロードがこれでもかというほど続きます。こちらの林道の方が砂利が小さくて幾分走りやすくコントロールする楽しさもありました。フロントフォークには軽めのものをマウントしています。
北竜湖まで上りのグラベルを走った時の1枚。神々しい光が降り注いでいたのでハアハア言いながらも頑張ります。荷物類は飯山駅の信越自然郷アクティビティセンターで有料で置かせてもらいました。

小菅の里を登りきって、すぐに入るグラベルからこんな絶景が待っているのでニヤけてしまいます。ちょうどスキー場だったのかちょうど草木が刈られていました。このあとは、わき道を走ったあと激坂が待っています。

午後は、野沢温泉周辺へ

午後は、元スキー選手で、現在は野沢温泉でガイドも行っているコンパスハウス代表の上野雄大さんに野沢まで案内してもらう。長野は神社や寺が多いことでも知られ、小菅神社は戸隠、飯綱と合わせて信濃三大修験霊場の一つとのこと。土地のことを学びながらだと頭の中で地図が明確になる。その後も、森の中のダブルトラックのグラベル、北竜湖畔にもグラベルがあり、まるでパラダイスだった。

ここが入り口。上野さんの案内が無ければ見逃してしまった可能性が高いです。夏のしっかりとした緑が生い茂っているとゆっくり走ってじっくり見ないとスルーしてしまいがち。

上野雄大さんは長野県野沢温泉村生まれ、スキーハーフパイプ第一人者、ワールドカップ4位、ソチオリンピック日本代表コーチ。2009年現役引退後に地元野沢温泉にコンパスハウスを立ち上げ。

菜の花公園は、春は菜の花が咲いていると思いますが、夏は向日葵が咲いています。公園の斜面にずらっと並んでいて圧巻。眩しいほど光っていました。少し上るので頑張ってペダルを踏んでいく。

小菅神社の坂道の途中に現れる浅野葉庵のお茶処。上野さんのツアーでは行きつけだとか。風鈴のチリーンという音も◎。トップオブ蕎麦の長野ならではの美味しい野菜天ざる蕎麦は一瞬で胃袋へ。

野沢温泉で上野さんと別れてから下山して、今度は戸狩野沢温泉駅から西にある田んぼの中のズバーっと通る超ロングストレートダート。道の先が見えないほどドドーンと続いてど迫力。これぞ長野!

今日は、本当はキャンプするつもりが、熱中症になったためゲストハウス穀藤にお世話になりました。

次回は最終日 長野市へ向かいます。
 

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SHIN’ETSU GRAVEL PARADISE

 


この連載は、2020年 年末に発刊した、ダイアテックの世界の仲間の魅力満載のブランドブック「the book 2021 vol.1」に掲載の記事を加筆しております。
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