ABUS 自転車の盗難情報サイト 「自転車特捜24時」 は ご存知ですか?
ABUSは盗難撲滅に向けて、 CSIとパートナーを結んでいます。
CSIとは?
自転車盗難の情報掲示・検索サイト
盗難発生場所が地図上に表示され、過去の盗難情報の検索・紹介、地理的に近い場所の盗難が分かることで、一つの自転車の情報が様々な要素で結びつき、「つながり」の力で、盗難車発見に結びつく情報共有を目的にしています。 ABUSはロックの力で物理的に盗難を防止するための製品を作っていますが、CSIの情報共有、事例を通じて盗難の抑止、盗難車の発見をするという目的に共感しパートナーとして参加させて頂きました。
より多くの方にCSIを利用して頂き、現実を目にし、利用していただくことで、盗難の抑止、盗難車の発見につながることを祈っています。
サイトは2010年にスタートし、今年で10年目を迎えます。 9月からより見やすくリニューアルをして、さらに使いやすくなります。
CSI管理人の大西さんに 話を伺いました。
サイトの立ち上げ・開発は、 実は一人のITエンジニアによって 作られています。
Q. 盗難情報サイトを作ろうと思ったきっかけは?これからの展望を教えてください。
当時東京に在住しており、ITの業界で様々なWEBサイトの開発を行う中、普段から愛車のビアンキに乗りながら、自転車関連のサイトの運営をしていたこともあり盗難情報サイトの構想が生まれ、某有名コンピューター企業のコンペで発表、受賞、実現化しました。
2週間でサイトを構築し、その仕様で10年間走り続けて来ましたが、10年ぶりの2020年9月に機能はそのままにより見やすく、現代のデザインで、使いやすい、新サイトへリニューアルを予定しています。 サイト内検索を追加して、事例を元に情報にたどり着くということがしやすくなります。
Q. 現在の登録者数は?
約6,000人です。
Q. サイトはどんな仕組みですか?
承認制。必要項目に対し、入力者、承認者のチェックが入るため情報の精度が高いのが特徴です。
具体的に、リアルな情報が反映されます。
Q. 盗難報告から、見つかった人はどのくらい?
- 3〜5%(報告ベース)
- サイトを通じて盗難車を発見したり、有力な情報につながるケースも多いです。
- 時には警察の捜査依頼がはいることも。
- 2回目の人も時々います。
Q. 10年間の盗難車の登録件数は?
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- データベースには10,000件の情報があります。
- 無施錠の一般車などは除いていたりするため、 実際にはもっと多く起こっていると思われます。
Q. 過去10年間で、盗難の傾向は変わりましたか? これからどう考えますか?
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- 2015年くらいまでは組織犯罪が多かった。外国人の窃盗グループによるトラクター盗難が横行しており、その後転売性を重視して自転車に移行しているようです。 ひどい場合は、車で乗り付け駐輪場毎自転車を盗んで、ヤードで分解して転売というような大胆な手口も。その後中心グループが摘発され減少傾向になっています。また、フリマサイトも立ち上げから間もない時期だったため、盗難車の転売が横行。徐々にCSIを通じフリマサイトに掲載されている盗難車の情報もシェアされることで収束傾向に。
- コロナ禍で自転車に乗る方が増えてきて、同時に失業などお金に困る人も増えて来る中で、増加傾向に入るかもしれない。
Q. 10年のサイト運営から見えてきたデータ
※昼休み、帰宅時などに認知される時間と連動しており 必ずしも盗難発生時間とは一致しない場合があります。
最後に自転車盗難はどうすれば無くなると思いますか?
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- 残念ですが、外に停めないのが一番だと思います。
- 駐輪をしなければならない場合、道具(カギ)が必要になるが道具で100%防ごうと思うと、それを超える道具を用意されてしまう。 道具はあくまで時間稼ぎでしかありません。
- 盗難の手段と、防犯に対する意識の差にミスマッチがあることで盗難が生まれます。
- 駐輪場所の治安、周りに止まっている自転車、ひと目につくかなど、その状況によってどれくらいの時間が必要なのか。そのための正しい道具選びが大切。
- どのカギが壊されたのかという質問をいただくことも多いが、当然流通量の多いカギがたくさん壊されている。
それはあまり重要でなく、どんなカギでどれくらいの時間が稼げるのかという情報が重要だと考えています。